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2009.04.09 (Thu)

スーパーカブ迷宮入り。 原付スーパーカブ東京横断梅見の旅。

この記事は「原付スーパーカブ東京横断梅見の旅」の連載旅エッセイ12ページ目です。最初からご覧になりたい方はこちらからどうぞ。⇒原付スーパーカブ東京横断梅見の旅。

東京横断梅見の旅。まっぷ。


小腹を満たし次の世田谷区・羽根木公園では美味しいお蕎麦でも食べたいなというささやかな願望と、これからまた17号線の新大宮バイパスを通らねばならないというプレッシャーの間で走り出した私のカブはいきなり迷宮へと誘われた。


来た道を戻るのは新大宮バイパス通過を意味するので避けたいという願いから、違う道から254号線の春日通りに合流できる道を模索し感覚で走り始め大きな通りに出たのだが、前方・左右共に17号線という道路表示が現れたのである。


意味不明…。


この道を突き進んでも17号線であるし、右に曲がろうと左に曲がろうと17号線とはどういうことなのか…。


私の脳みそは、いとも簡単にショートした。


すぐさまカブを道路左端に寄せ地図をめくるものの、道路表示が指示している情報がどっちにいっても17号線だよという馬鹿には難問の掲示しかなく、ここがどこなのか理解出来ないのである。


ショートした私の脳みそは復旧の兆しを見せず、しばらくその場所で地図を眺めながら世界の中心で愛を叫べずに道路の端っこで愚痴をこぼすのであった。


いくら考えようとどっちにいっても17号線の理解が出来ないので、感覚で進んでしまった分を感覚で戻れそうな方向へとカブを走らせていくと、なんと行きに怖がって逃れたバイパスの脇道の反対側に到達したのである。


良かった!と思うこともなく、こんなことなら来た道を素直に戻ってくれば道路の隅っこで愚痴をこぼさずに済んだと後悔したのは言うまでもないが、またこの新大宮バイパスを通過しなくてはいけないというプレッシャーが後悔よりも悲哀の色を強くさせるのであった。


怖がってグズグズしていては16時までにあと6個の梅見を終えることは出来ないと、自分に発破を掛けて走り始めると、やはり少女マンガのヒロインの心境が襲いかかってくるのであった。
「もうここには居たくない!」


17号線の新大宮バイパスから254号線の春日通りへといきに通った道を戻り、少し行くと318号線の環七が現れるので右折し、この環七通りをこんなに走り続けて大丈夫だろうかと思った時には少し行き過ぎて羽根木公園があるのである。


少し行き過ぎてしまった道から右折もUターンも出来なさそうだったので、横断歩道をカブを押して渡り、住宅地の中を少し彷徨うと羽根木公園へ到着したのであった。


今回の移動は13877キロから13897キロと初の20キロオーバーの走行距離を示し、時間は11:45から12:35を刻み、グーマップのルートガイド時間より10分遅れ程の予定で到着したのであった。

■今日のおさらい。(走行ルートが見れます。)


つづく。
次号⇒羽根木公園の梅まつり。

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2009.04.11 (Sat)

羽根木公園の梅まつり。 原付スーパーカブ東京横断梅見の旅。

この記事は「原付スーパーカブ東京横断梅見の旅」の連載旅エッセイ13ページ目です。最初からご覧になりたい方はこちらからどうぞ。⇒原付スーパーカブ東京横断梅見の旅。

東京横断梅見の旅。まっぷ。


せたがや梅まつりの宴の中で私は一人たそがれていた。


羽根木公園とカブ。羽根木公園で行われる梅まつり「せたがや梅まつり」は、昭和42年に55本の梅の木が区議会議員選出記念として植樹されたのが発端で始まった梅まつりなのだが、今では700本60種以上の梅を誇る都内でも屈指の梅見ポイントの筈であった。



園内では様々な催しが行われ、多くの出店と園芸市が梅見客をこれでもかという位に引き寄せていたのだが、肝心の梅の花が見るも無残な状況だったのである。


羽根木公園の淋しい梅の木。
羽根木公園の南側に位置する丘の斜面に700本の梅の木は植樹されているのだが、その大部分の木が花の実をつけていないのだ。



これまで見てきた梅見ポイントの中でも700本という数字は群を抜いており、さぞや圧巻の白と赤のコントラストが映える梅の景色を見渡せると思っていたのに、細い枝ぶりにか弱く咲いた梅の花がどの木にもまばらに点在している始末であった。


「どういうことだ…。」


私は一人たそがれ、多くの梅見客が奏でる喧噪をよそに途方に暮れながら歩いていた。
すると、ある一つの立て看板が目に飛び込んできた。


羽根木公園の梅。
その看板に書かれていた文章には、ここ2.3年前から梅の木の土が見物客により踏み固められ梅の木が花を咲かせなくなってきていることを告げていた。



それにより現在では、梅の木の周りにはロープを張り梅の木の根元までは入れないように管轄しているという趣旨が述べられていたのである。


700本という都内でも屈指の梅の木を植樹したことで多くの見物客が訪れるようになり、その結果梅が花を咲かせない状況に陥るとは、まるで日本という国のダメな部分を象徴しているようで可笑しく思えてしまった。


根源を大切にしつつ成長することが出来ないのでは未来はないのである。


電化製品の三種の神器が単身世帯でも当たり前のように持てる時代になった今、当時の人たちが憧れていた幸せで便利な日常を謳歌出来ているのかと問われれば、甚だ疑問の残る答えしか出せないであろう。


多くの便利な商品によって自由な時間を作り出せると信じていた時代から、それを得て自由な時間を取れるようになったのかと言えば、それらを維持することに時間を割くという本末転倒な時代を迎えている有様が、この羽根木公園のせたがや梅まつりで見た梅によって一気にオーバーラップした。


羽根木公園の美しい梅。「なんのために生きるのか」「なにを成すために生きるのか」 Depicter(表現者)として生きる私の根源を今一度問いかけられるような梅見を終え、「たびを」的な文学思想に浸りながら次なる目的地へと旅立つのであった。


つづく。
次号⇒ラーメンみしま。

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2009.04.13 (Mon)

ラーメンみしま。 原付スーパーカブ東京横断梅見の旅。

この記事は「原付スーパーカブ東京横断梅見の旅」の連載旅エッセイ14ページ目です。最初からご覧になりたい方はこちらからどうぞ。⇒原付スーパーカブ東京横断梅見の旅。

東京横断梅見の旅。まっぷ。


「ラーメンみしま」というラーメン店が大田区千鳥の千鳥町駅から数分のところに2009年1月7日にオープンした。


この千鳥町駅。なにを隠そう私の家の最寄駅なのだが、へんぴなところと言ったら元も子もないが大変閑静な住宅地であり、駅前と呼んでいいのかどうかも躊躇われるその場所は、オリジン弁当さえ潰れてしまう飲食店にとって大変過酷な土地柄なのである。


以前に大勝軒のラーメン店が千鳥町に鳴り物入りで頭角を現したのだが、2.3年の後に移転をしてしまうという実態もあった。


千鳥町駅を少し離れた環七や環八といった通りには、ラーメン店が潰れずに黙々とその哀愁を漂わせているのだが、駅前のラーメン店はなかなか存続するのが難しいのが現状だ。


そんな過酷な地にリサーチをきちんと取って出店したのか否か定かではないが本格こだわり思考のラーメン店として「ラーメンみしま」はお目見えした。


「丹精込めて育てられた
福島県三島町産会津地鶏のガラを東北より直送されるおいしい野菜たちと一緒に長時間かけて煮込んで作った上品で奥深い味わいのスープ。
そして、こだわりの麺職人がつくりだす素朴で旨い麺。
コラーゲンたっぷりで健康と美容に良い当店のラーメンを是非お楽しみ下さい。
当店のスープは化学調味料を使用しておりません。」


上記のこだわりを掲げて、限定数あり濃厚タイプの鶏白湯スープ(パイタン)と限定数なしさっぱりタイプの鶏清湯スープ(チンタン)の二種類を柱に、正油・鶏塩・梅鶏塩の3タイプのラーメンを提供している。


ラーメンみしま メニュー私が訪れた14時には残念ながら限定数ありの鶏白湯(パイタン)スープは品切れになっており、鶏清湯(チンタン)スープしか残ってないと店主に言われたのだが、早朝からの旅の疲れを引きずっていた私はこってりよりもさっぱりを求めていたので「鶏清湯スープ・鶏塩梅らーめん(850円)」を注文したのであった。



1.2週間前に初めて認識しつつ中々入る機会に恵まれずにいたのだが、私はこの日、同じ通りに出店している「嫁すし」で「さけとろ丼」を買おうと通りかかったとき、誘い込まれるように「ラーメンみしま」に足を向けたのである。


梅見の旅をしている最中に梅を掲げたラーメンに出会えるとは偶然でも感動を覚える事態であった。


ラーメンみしま。8時間以上のカブ旅でほとほと疲れ切っていた私の体に鶏清湯スープは優しく浸透していき、旅で気を張っていた体から全身の力みが溶け出すほどの至福に包まれるのであった。



こだわりのか細い麺はさっぱりしたスープと絶妙のハーモニーを奏でながらスルスルと私の口の中に入り、すする度に私の力みを抜いていくのである。


全身の力みが溶け出しそうになるときに梅肉を一つまみ口に入れると、得も言われぬ新たな至福が押し寄せる。


その至福に追い打ちをかけるようにとろとろの味付け卵を口に入れたり、箸でするりと切れる鶏チャーシューを口に頬張れば、私はこの世でラーメンに一番愛された男となれるのであった。


自宅付近の駅で昼の14時にまったりとラーメンを食したことで分かるように、私はこの旅を一旦中止したのである。


羽根木公園での落胆は思いの外強く、都内での梅見を終えてこれから東京市内へと旅立たねばならなかったのだが、あと5つを16時までの残り3時間で全て回ることはカブにポルシェのエンジンを積んでも無理であり、2月21日の時点では梅の花も満開には達していなかったので、時期を延長することに決めたのであった。

■今日のおさらい。(走行ルートが見れます。)


つづく。
次号⇒いざ再出発。

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