2009.04.13 (Mon)
ラーメンみしま。 原付スーパーカブ東京横断梅見の旅。
「ラーメンみしま」というラーメン店が大田区千鳥の千鳥町駅から数分のところに2009年1月7日にオープンした。
この千鳥町駅。なにを隠そう私の家の最寄駅なのだが、へんぴなところと言ったら元も子もないが大変閑静な住宅地であり、駅前と呼んでいいのかどうかも躊躇われるその場所は、オリジン弁当さえ潰れてしまう飲食店にとって大変過酷な土地柄なのである。
以前に大勝軒のラーメン店が千鳥町に鳴り物入りで頭角を現したのだが、2.3年の後に移転をしてしまうという実態もあった。
千鳥町駅を少し離れた環七や環八といった通りには、ラーメン店が潰れずに黙々とその哀愁を漂わせているのだが、駅前のラーメン店はなかなか存続するのが難しいのが現状だ。
そんな過酷な地にリサーチをきちんと取って出店したのか否か定かではないが本格こだわり思考のラーメン店として「ラーメンみしま」はお目見えした。
「丹精込めて育てられた
福島県三島町産会津地鶏のガラを東北より直送されるおいしい野菜たちと一緒に長時間かけて煮込んで作った上品で奥深い味わいのスープ。
そして、こだわりの麺職人がつくりだす素朴で旨い麺。
コラーゲンたっぷりで健康と美容に良い当店のラーメンを是非お楽しみ下さい。
当店のスープは化学調味料を使用しておりません。」
上記のこだわりを掲げて、限定数あり濃厚タイプの鶏白湯スープ(パイタン)と限定数なしさっぱりタイプの鶏清湯スープ(チンタン)の二種類を柱に、正油・鶏塩・梅鶏塩の3タイプのラーメンを提供している。
私が訪れた14時には残念ながら限定数ありの鶏白湯(パイタン)スープは品切れになっており、鶏清湯(チンタン)スープしか残ってないと店主に言われたのだが、早朝からの旅の疲れを引きずっていた私はこってりよりもさっぱりを求めていたので「鶏清湯スープ・鶏塩梅らーめん(850円)」を注文したのであった。
1.2週間前に初めて認識しつつ中々入る機会に恵まれずにいたのだが、私はこの日、同じ通りに出店している「嫁すし」で「さけとろ丼」を買おうと通りかかったとき、誘い込まれるように「ラーメンみしま」に足を向けたのである。
梅見の旅をしている最中に梅を掲げたラーメンに出会えるとは偶然でも感動を覚える事態であった。
8時間以上のカブ旅でほとほと疲れ切っていた私の体に鶏清湯スープは優しく浸透していき、旅で気を張っていた体から全身の力みが溶け出すほどの至福に包まれるのであった。
こだわりのか細い麺はさっぱりしたスープと絶妙のハーモニーを奏でながらスルスルと私の口の中に入り、すする度に私の力みを抜いていくのである。
全身の力みが溶け出しそうになるときに梅肉を一つまみ口に入れると、得も言われぬ新たな至福が押し寄せる。
その至福に追い打ちをかけるようにとろとろの味付け卵を口に入れたり、箸でするりと切れる鶏チャーシューを口に頬張れば、私はこの世でラーメンに一番愛された男となれるのであった。
自宅付近の駅で昼の14時にまったりとラーメンを食したことで分かるように、私はこの旅を一旦中止したのである。
羽根木公園での落胆は思いの外強く、都内での梅見を終えてこれから東京市内へと旅立たねばならなかったのだが、あと5つを16時までの残り3時間で全て回ることはカブにポルシェのエンジンを積んでも無理であり、2月21日の時点では梅の花も満開には達していなかったので、時期を延長することに決めたのであった。
■今日のおさらい。(走行ルートが見れます。)
つづく。
次号⇒いざ再出発。
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