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2009.05.10 (Sun)

ビフォア・ラン 重松清著 読書感想文 その3


一冊につき何回読書感想文書くんだ?っていう疑問が自分の中で巻き起こってきてますが、まだまだスタイルが確立してないので、一冊の魅力を語り終えたら次に行くという形でとりあえずは進めていきたいと思います。


このビフォア・ランでは前回もお伝えしたとおり、1980年の1年間が物語の時代です。


この設定を上手く利用しているなと感じるのは、当時の音楽ヒットチャートを交えて物語が語られているところなんです。


中でも「RCサクセション」と「YMO」の描写はゾクゾクしちゃいます。


彼らの音楽的な価値観を物語に上手く投影して、当時の青春時代を送った主人公たちの心模様を実に巧みに描き出しているのです。


そしてその部分がどうしようもなく、心に染みてくる描写になっていたりして、「うわぁ…歌詞とリンクさせてるよ」って思わず目に涙が溢れてきたりしちゃうのです。



そして、この時代の高校生の良い所は男子と女子の壁が厚いというところでしょうね。


今の時代の高校生の男女間を知り尽くしている訳ではありませんが、今よりも過去の時代のほうが、不器用だったように思います。


女子とうまく話せなかったり、男子は単なる馬鹿にしか見えなかったりとお互いの距離が遠かったように思います。


そこを上手く描いているから、ついウンウンと納得して読み進めてしまうのです。


あぁ〜魅力を書き出したらキリがない…あと1・2回で終わらせるようにしますので、どうかお付き合いください。



■関連記事はこちら。
ビフォア・ラン 重松清著 読書感想文 その5
ビフォア・ラン 重松清著 読書感想文 その4
ビフォア・ラン 重松清著 読書感想文 その2
ビフォア・ラン 重松清著 読書感想文 その1

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