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2011.08.07 (Sun)

百田尚樹著「錨を上げよ」上下巻 読書感想文

錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)

いやー長かった。1200ページに及ぶ物語。図書館で借りたぼくにとって、これを2週間で読み切れるのかと心配なまま出航しましたが、無事に2週間目一杯使って「錨を上げよ」上下巻、読了しました。


物語は戦後10年経った頃に大阪の下町に生まれた作田又三という男の人生を綴ったお話です。激動の時代に人生という航海に挑んでいく過程を克明に描き、その中で、「生きるとは」「愛とは」「お金とは」「仕事とは」といった、答えなき答えを探して奔走し、様々な苦難・後悔・愛などに翻弄されて生きる過程がめちゃくちゃ面白い物語となっていました。


中でも上巻のハチャメチャな学生生活時代の不良っぷりと、下巻の海でのお仕事に携わった箇所は、もう夢中で読んでしまいました。そしてこの物語を通して綴られる女性との一切合財は、愛というものを語るよりも、愛の前には個々の性格がその後の経過に反映してしまうことをまざまざと見せられ、本質的な愛を得るのは、巡り合う相手というよりも、自身の考え方をまずはどこに置いておくかが肝心なのかなと思わざる負えませんでした。


この「錨を上げよ」において、共感という部分はぼくにとっては少ない作品でしたが、ここまでの人生を歩める人というのは、思考や行動が凡人とは違う尺度で図られているのだと感じ、大きなことや大それたことというのは、計画や緻密な計算よりも、流れに任せた中での出遭いや行動の結果なのだと感じ、こういった人生の航海を歩むことというのは、少なからぬ代償がつきまとい、その代償を負い続けていられる人こそが、本物の偉人やスターという立場に収まるのかなと考えさせられました。





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12:34  |  エッセイ。  |  トラックバック(1)  |  コメント(2)

Comment

長編作品がお得意なんでしょうね

そういえばボックスも文庫で長いな~、上下巻か~、
・・・気付いたら読み終わってた・・・。
みたいな感じでしたね。
精緻な描写が多いからか、分量が増えたのかな。

とにかく百田さんの作品は、そんな感じのが多い印象です。
探偵ナイトスクープの作家さんとかもされていて、
でもそれも下積みの一環だったんですね。
↓のサイトでは適職まで30年かかるとか・・・。
http://www.birthday-energy.co.jp/ido_syukusaijitu.htm

遅咲きですが、相応の役割は果たせるそうです。
しかし適職まで30年はかかるなんて・・・。

他の作品も読んでみよっかな・・・。
道広 |  2011.08.09(火) 22:16 | URL |  【編集】

Re: 長編作品がお得意なんでしょうね

百田さんは、ひとつの事柄を深く掘り下げて物語にするのが得意な作家さんだと思っています。
今回は恋愛だったので、じっくりと描いてくれたのかなと。
うめ |  2011.08.12(金) 19:30 | URL |  【編集】

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